「さっきまで普通だったのに、急に気分が落ちてきた」「理由は分からないけれど、なんだか心が沈んでいる」──そんな経験はありませんか?気分の波は誰にでもあるものですが、突然の落ち込みが繰り返されると、自分ではどうしたらいいのか分からなくなることもあります。
ここでは、メンタルを守るための三つの対処法をご紹介します。
① 自分を責めないこと
気分が落ち込んだとき、多くの人は「こんなことで落ち込むなんて情けない」「自分はダメだ」と自分を責めがちです。しかし、感情はコントロールできるものではありません。まずは、「今はそういう時期なんだな」と受け止めてあげるだけで十分です。
② “今できること”に目を向ける
落ち込んでいるときは、未来のことや過去の後悔が頭の中を占めがちです。そんなときは、「今できること」に意識を向けましょう。コップ一杯の水を飲む、顔を洗う、深呼吸する──どんな小さなことでも構いません。行動が気持ちを少しずつ現実に引き戻してくれます。
③ 気持ちを“外に出す”習慣をもつ
気分が落ち込んでいるとき、頭の中で感情がぐるぐると渦巻いてしまうことがあります。そんなときは、それを「外に出す」ことが大切です。紙に書き出すのも効果的ですし、声に出してみるのもおすすめです。たとえ独り言であっても、声にすることで自分の気持ちが整理されやすくなります。誰かに話すのが難しいときこそ、自分との小さな対話を試してみましょう。
気分の落ち込みは、心が「ちょっと休もう」とサインを送ってくれている証でもあります。無理に元気を出そうとせず、自分のペースで回復に向かう時間を持つことが、メンタルを守るうえでとても大切です。