「なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのだろう」仕事で責任を押し付けられた。突然ひどい言葉をぶつけられた。ルールを守っていたのに損をした。
生きていると、自分に落ち度がないにもかかわらず、理不尽な出来事に遭遇することがあります。
そんなとき、多くの人は強い怒りや悲しみを感じます。それは決しておかしな反応ではありません。むしろ、人として自然な心の動きです。
私たちは、「頑張れば報われる」「正しいことをしていれば認められる」と信じたいものです。しかし現実には、必ずしもそうならない場面があります。
理不尽な出来事がつらい理由の一つは、「納得できない」からです。
原因が自分にある失敗であれば、反省や改善という形で次につなげることができます。しかし、相手の都合や環境によって起きた出来事は、自分の努力だけでは解決できません。そのため、心が行き場を失ってしまうのです。
そんなときに大切なのは、「変えられないこと」と「変えられること」を分けて考えることです。
相手の考え方や過去の出来事を変えることは難しいかもしれません。しかし、その出来事とどう向き合うか、自分をどう守るかは選ぶことができます。
例えば、信頼できる人に話を聞いてもらう。十分な休息を取る。必要であれば距離を置く。こうした行動は、自分の心を守るための大切な選択です。
理不尽な出来事に遭うと、「自分が悪かったのではないか」と考えてしまうことがあります。しかし、自分に責任がない問題まで背負う必要はありません。
「人は問題そのものよりも、コントロールできないことに苦しむことがあります」
理不尽さをなくすことはできなくても、その理不尽さによって自分自身まで傷つけ続ける必要はありません。まずは、自分の心を守ることを優先してみてください。