「最近なんだか気分が落ち込む」「疲れやすくて、何をするにもおっくう……」。そんなとき、心の状態だけに原因を求めてしまうことはありませんか?もちろん、ストレスや睡眠不足など、メンタルに影響する要因はさまざまです。その中で意外と見落とされやすいのが、毎日の水分や食事です。
私たちの体は、十分な水分や栄養があってこそ正常に働くことができます。水分が不足すると、だるさや頭痛、集中力の低下などを感じることがあります。また、食事を十分にとれていない状態が続けば、体力が落ち、疲労感が強くなることもあります。
こうした身体的な負担が続けば、「何もやる気が起きない」「気分が沈む」と感じることにつながる場合があります。つまり、心の調子を整えるためにも、まず体の土台を整えることが大切なのです。
とはいえ、「健康のために完璧な食事をしなければ」と考える必要はありません。まずは水分をこまめにとる、食事を抜かない、主食・主菜・副菜をできる範囲でそろえるなど、できることから始めてみましょう。
食欲がないときは、無理にたくさん食べる必要はありません。おにぎりやスープ、卵、ヨーグルトなど、食べやすいものを少しずつ取り入れる方法もあります。
心と体は繋がっています。メンタルの調子が悪いときこそ、「心をなんとかしなければ」と焦るのではなく、睡眠、食事、水分といった体のケアにも目を向けてみてください。
そして、気分の落ち込みが長く続いたり、食事や水分を十分にとれない状態が続いたりする場合は、一人で抱え込まず、医療機関などに相談することも大切です。
自分を立て直す第一歩は、案外「ちゃんと水を飲んで、何か食べる」という、とても小さなところから始まるのかもしれません。
注)心不全や腎不全、糖尿病などの持病がある場合には水分制限や食事制限が必要になるので、主治医の指示に従ってください。