エニモンネーム : ココア
エニモンの種族 : ウィザード
エニモンの容姿 : 女性的
エニモンの年齢 : 20代~
好きな世界 : ファンタジーワールド
好きな景色 : 海辺
好きなテイスト : 漫画 (日本)
好きな色 : #ffa500
好きな動物 : コアラ
好きな年代 : 2020年代
ココアは魔法文明に誇りを持ち、知識と魔法の探究に情熱を燃やす理知的なウィザード。幼少期に森の中でコアラに出会い、その友情から自然と調和を重視。夢は究極の魔法書を見つけ、世界に平和と繁栄をもたらすこと。自分の力を善に役立てたいという強い信念を持ち、内なる優しさと知性で周囲を惹きつける。
タイトル:絶対に守りたい、大切なもの
陽光が静かに森の葉を照らす頃、ココアはいつものように魔法の書庫に身をひたしていた。彼女の名は、知識と魔法の探究に生きる理知的なウィザード。幼い頃、森の中で出会ったコアラのランボーと深い絆を育み、その友情は彼女の魔法文明への誇りとともに、彼女の心を温めていた。
ココアは、究極の魔法書を見つけることを夢見て、日々魔法の知識を深めていた。彼女にとって魔法は、ただの魔術ではなく、世界と調和し、平和と繁栄をもたらすための力だった。幼い頃に感じた自然と共鳴する感覚は、彼女の心の中に永遠に息づいていた。
ある日、突然彼女の魔法の通信端末がピピッと鳴った。画面に映るのは、幼い頃に出会ったコアラのランボーの顔だ。声はいつもより緊張していた。
「やあ、ココア。今まで楽しかったぜ、ベイビー。あばよ!」
その言葉とともに、通信は突然切れた。ココアは動揺しながらも、何か異変を察した。ランボーは秘密組織の一員だった。彼が何か重要な情報を持っていることは、彼女も理解していた。
彼女はすぐに魔法の探査魔法をかけ、ランボーの位置を特定した。その地点は、かつて彼女とランボーが遊んだ森の奥深く、ただの自然の楽園の一角だった。しかし、そこは今、異常なエネルギーの渦に包まれていた。
「何が起きたのだろう…」ココアは確信した。これは、世界の破滅の危機だ。彼女は決意した。仲間たちとともに、ランボーを救い、そしてこの危機を回避しなければならない。
彼女は森の中を素早く進み、仲間の魔法使いたちに連絡を取った。風の精霊リンドと、水の精霊サリナ、火の魔導士マロ。総勢四人の仲間たちと共に、彼女はランボーのもとへ向かう。
途中、異常な現象に見舞われた。地面から巨大な魔方陣が浮かび上がり、暗黒のエネルギーが共鳴している。世界の均衡が崩れつつあるのを感じたココアは、自分の知識と魔法の力を総動員しながら進んだ。
ついに、ランボーがいる場所にたどり着くと、そこには見たことのない異形の怪物が待ち構えていた。それは、闇の魔法使いたちが操る邪悪な魔獣だった。
ランボーは、その魔獣と激しく戦いながら、何かを伝えようとしていた。
「ココア、こいつを止めるんだ! 魔法核心の破壊を…」声はか細いが、意思は明確だった。
ココアは深呼吸し、集中した。彼女の心の中に、幼少期の思い出と自然の調和の感覚が蘇る。彼女は仲間たちと協力し、最後の魔法を放った。
「調和と平和を取り戻す、光の魔法!」
光と闇が激しく交錯し、やがて邪悪な魔獣と魔方陣は破裂した。破滅の渦は収まり、静寂は森に戻った。 だが、安心したのも束の間、どこを探してもランボーの姿が見つからなかった。嫌な予感がしていた。もう、ランボーとは会えないのではないかと。
ココアはランボーの放った最後の言葉を思い出した。
「今まで楽しかったぜ、ベイビー。あばよ!」
ふと、彼女の胸に疑問が湧いた。ランボーはなぜ、秘密の通信を残して消えたのか。彼の意図は何だったのか。
その夜、ココアは一人、星空の下で考えた。大切なもの—友情、自然、そして平和。それらを守るために、彼女はこれからも魔法と知識を研鑽し続けると誓った。
彼女の未来には、まだたくさんの未知と試練が待っている。しかし、彼女は知っている。誰よりも、誰よりも「絶対に守りたい」ものを胸に抱きながら、そのすべてに立ち向かう決意を。
ランボーは再び姿を現すのだろうか? それとも、彼の真の意図は何だったのか?――それは、まだ語られていない。だが、ココアの心は、変わらず平和を願い、未来を信じている。
この日々の平凡と幸福こそ、最も大切な宝物だから。