エニモンネーム : ユウラ
エニモンの種族 : ビースト
エニモンの容姿 : 女性的
エニモンの年齢 : 20代~
好きな世界 : ネイチャーワールド
好きな景色 : 星月夜
好きなテイスト : 和風
好きな色 : #ebff39
好きな動物 : 猫
好きな年代 : 2020年代
ユウラは自然との調和を大切にし、種族の誇りを胸に生きる自由奔放なビースト。幼い頃から猫に憧れ、狩りや探索を楽しむ反面、自然破壊には敏感で守る責任感も強い。夢は自然と共生できる世界を創ること。親しい仲間と仲良く暮らし、猫のように気ままでしなやかな心を持つ彼女は、弱き者への優しさと強さを兼ね備える。
タイトル:贖罪

長い月日が流れた。森の奥深く、風と土のささやきだけが奏でる静かな場所に、ユウラはいた。彼女は自由を愛し、自然と共に生きる誇り高きビースト。猫の優雅さ、敏捷さ、そして気ままさを体現したその姿は、森の守護者のようだった。
幼い頃、ユウラは猫に憧れた。狩りや探索を楽しみ、自然の調和の中に生きることの喜びを知っていた。しかし、その心の奥には、誇りと責任感もあった。自然破壊を許さず、森の中の生命すべてを守ることこそ、自分の使命だと信じていた。
やがて、彼女の周囲に仲間たちも集い、彼女たちは共に平和な日々を築いていた。誰もが彼女の善意と情熱に惹かれ、信頼していた。だが、その平和は、やがて崩れゆくことになるのだった。 ある日、森の中に奇異な人影が現れた。外の世界からやってきた商人たちだった。彼らは森の資源を手に入れようと企て、無用な伐採や採掘を始めた。
ユウラは最初、純粋な善意で彼らの無知を諭した。森の子供たちや動物たちの声を伝え、彼らの行動の愚かさを訴えた。 なぜなら、無秩序の採掘は必ず自分たちに人災という形によって、自らの暮らしに痛烈な痛みをひきつれて帰ってくることを知っていたからだった。

だが、商人たちは利欲に目がくらみ、彼女の言葉を無視した。彼らは嘘を並べ、ユウラの信頼を裏切ったのだ。騙されたと気付いたとき、彼女の心はズタズタに引き裂かれた。信じていた人々に裏切られた、その痛みに耐えきれず、彼女の中に怒りが燃え上がった。
復讐の炎は、彼女の魂を覆い尽くした。彼女は変わった。善意だけでは何も変えられないと知り、怒りと悲しみ、そして裏切りに対して答えを見いだすために、闇の道へと足を踏み入れたのだ。
彼女は力をつけ、狩りの技術を磨き、人や自然の調和を破壊しようとする敵に対して、復讐の刃を振るい始めた。森の中は、彼女の復讐心に染まった悲劇の舞台となった。彼女の心は次第に硬くなり、自分の善意が裏切られたことで傷つき、やがてその傷は深く、鋭くなっていった。
しかし、そんな最中にも、変わらぬ愛と友情を持つ仲間たちがいた。彼らはユウラの心の闇を理解し、彼女とともに戦い続けた。本当の優しさとは何なのか、彼女に気づかせるために、彼女に寄り添った。
ある日、ユウラは心の奥に潜む本当の敵と対峙した。それは、自分の中の復讐心だった。彼女は、森を守るために復讐に燃え、その果てに何を得たのか。その問いに答える時が来た。

その頃、彼女を裏切った商人の一人も、何度も命の危機にさらされ、彼女の真意に気づき始めていた。彼は、自分の過ちに気づき、静かに謝罪し、彼女に真実を伝えた。彼の言葉は、ユウラの胸に深く響いた。
やがて、彼女は悟った。復讐は自らを破壊し、真の贖罪とは、傷ついた心を癒し、誤りを認め、共に歩むことにあるのだと。彼女は剣を収め、元の調和の中に戻る決意をした。
森と人々、その両方の幸せを願うために。彼女は、もう一度、自然と共に生きる夢を胸に抱き、過去の闇と和解した。善意の中にあった彼女の心は、裏切りや憎しみを超え、優しさと強さを兼ね備えた新たな道へと歩み始めた。
彼女の贖罪は終わったのではなく、新たな始まりだった。自然と調和しながら、未来を創り出すために、静かに、しかし確信を持って進み続ける。ようやく、彼女の心は、傷つきながらも光をみつけたのだった。