エニモンネーム : ユウナ
エニモンの種族 : オートマタ
エニモンの容姿 : 女性的
エニモンの年齢 : 10代
好きな世界 : ヒューマンワールド
好きな景色 : 図書館
好きなテイスト : 中華
好きな色 : #fff04a
好きな動物 : 猫
好きな年代 : 2020年代
ユウナは、自由と創造性を重んじる心優しい少女。幼い頃から猫と遊ぶことで癒され、命や個性の輝きを大切に育つ。科学の力で多種多様な世界を探究し、動物型ロボットと共に未知を切り開く夢を抱く。自分の存在価値と他者への共感を信じ、未来の芸術や平和を追求する。
タイトル:「止まった時計」

風がそっと誘う街角の静寂の中、ユウナは静かに佇んでいた。18歳の少女、彼女の目は遠い記憶と未来への決意を映している。彼女の髪は淡い紫色に染まり、その瞳には幼い日の傷と、今は静かな決意が宿っている。
幼い頃、ユウナはいつも猫と遊びながら時間を忘れた。彼女にとって、命の輝きや個性の尊さは、ただの言葉ではなく心に深く染み込んだ価値観だった。彼女は科学を愛し、自らの手で未知の世界へと飛び込む可能性に胸躍らせていた。ロボットと共に未来を創造し、芸術と平和を紡ぐことが夢だった。
だが、その夢と優しさの裏側には、痛みもあった。彼女には信頼していた人がいた。その人はユウナの全てを理解し、支えてくれると思っていた。しかし、その人は裏切った。ユウナの信頼を平然と踏みにじり、最も大切な家族を奪ったのだ。火の海の中、焼かれゆく家の中で、ユウナは絶望とともに命を落としかけた。
しかし、その生命の火は奇跡的に消えず、彼女の身体はオートマタ(自動人形)へと変貌を遂げることに。彼女の肉体は傷だらけだったが、不断の努力と新たな力によって蘇った。焼け跡から見つかったのは、唯一「秒針の止まった」腕時計だった。時は止まったままだったが、その瞬間、ユウナの心には何か新しい決意が芽生えた。
「私はここで終わらない」彼女の声は静かだが強さに満ちていた。彼女はその腕時計を手に取り、皺の刻まれた秒針を見つめながら誓った。復讐者となることだと。
時が動き始めた。ユウナは、火事の原因を作った裏切り者たちの居場所を突き止めるため、科学と創造性を駆使し、動物型ロボットたちとともに旅に出る。彼女の身体は人工の力を得て、巧みに操作できる身づくりとなっていた。彼女の目標は一つ、「命を奪った者たちに、同じ痛みを味わせること」。

蓮の池を渡り、無数の暗号やトラップを乗り越えて、彼女はついに裏切り者の拠点を発見した。そこには、信頼していた人が、冷酷な微笑みを浮かべながら待っていた。令嬢と呼ばれる彼女のかつての親友、アキラだった。
「ユウナ、あなたは愚かね。全ては私たちの計画の一部よ」
その言葉は、まるで剣のように彼女の胸を刺した。しかし、ユウナは動じなかった。..... 続きを読む >