エニモンネーム : ロウ
エニモンの種族 : オートマタ
エニモンの容姿 : 中性的
エニモンの年齢 : 30代~
好きな世界 : アヤカシワールド
好きな景色 : 秋
好きなテイスト : 和風
好きな色 : #ffa500
好きな動物 : オオカミ
好きな年代 : 2020年代
ロウは火と雷を操る妖術に魅了され、大いなる自然の力に敬意を払う理性的なオートマタ。オオカミに憧れるのは、孤高と自由を象徴するため。幼少期に秘密の妖術書を手に入れ、自己研鑽と冒険心を育む。人々に信頼と平和をもたらすことを使命とし、自身の魂と自然の調和を追求。常に静かで冷静だが、オオカミへの愛情と夢は激烈。彼の生きる動機は、古代の伝説と追憶に結びつき、未知の神秘に挑む強い意志を持つ。
時間を超えて

霧深い早朝、静寂に包まれた都市の片隅で、ロウは川辺に立っていた。中性的な顔立ちに淡い光を受けて、彼の目は遠くの曇り空を見つめている。火と雷を操る妖術に魅せられながらも、その内面は冷静で理性的だ。彼の胸には常に自然への敬意と調和を求める強い意志があった。
幼少の頃、ロウは偶然にも秘密の妖術書を手に入れた。その一冊は古代の神秘と自然の力について記されており、彼の心は冒険と自己研鑽へと駆り立てられた。誰にも言えぬ夢、オオカミの自由と孤高の象徴に憧れる理由も、金色の森を駆ける霊長類のような存在になりたいという願いからだった。彼は、オオカミのように自然と調和し、自立した生き方を追い求めていた。
だが、そんな彼の人生に突然、静かな激震が訪れた。恋人のサラが、不治の病に侵されていると告げられたのだ。医療の進歩も届かないその病は、彼女の未来を奪い、時間を縮めていた。彼女の瞳には絶望も焦燥も映らなかった。ただ、静かに彼の手を握りながら、「あなたの夢も、私の夢も諦めたくない」とささやいた。
その日、ロウとサラは決断した。未来の技術に頼るしかない、と。彼らはコールドスリープという選択をしたのだ。自らの肉体を凍らせ、抜け出せない運命の輪から一時的に身を引き離すことで、未来の医療技術に望みを託すのだと。冷たい空気の中、その決意は確固たるものとなった。
彼らは、古代の伝説と追憶に背中を押されながら、最後の夜を共に過ごした。静かな夜空に星が瞬き、月の光が川面を銀色に染める。サラは微笑み、ロウの胸に偏愛ともいえる愛情を注いだ。彼は、火と雷を操る妖術の真髄を込めた小さな火の玉を手のひらに灯し、優しくサラに見せた。

「未来は分からないけれど、今、この瞬間だけは永遠にしたい」ロウは静かに囁いた。 「私も、あなたと共に夢を見ていたい」サラは微笑み返した。
それから二人は結びつきながら、彼らだけの未来を夢見て眠りについた。ロウの呼吸は穏やかで、その心は悠然とした決意に満ちていた。
そして、彼らは眠りの中へと旅立った。
時は流れ、未来の世界は想像もつかないほどの発展を遂げていた。人々は健康的な暮らしを享受し、遺伝子医療といった技術も日常になっていた。だが、あの晩の決断は、変わらぬ静寂と希望の中に埋もれていた。

幾年も経ったある日、ロウは薄明かりの研究所で目覚めた。彼の体は冷たく固まり、意識も遠のいていた。だが、彼の中には未だに熱い火と稲妻の光が燃え続けている。心は奇妙な懐かしさと、新たな期待に渦巻いていた。
彼の前に、次世代の医療技術を支える科学者たちが現れた。「ロウさん、あなたを迎えに来ました。あなたの願いを叶えるために」
そして、彼らは驚くべき発見を伝えた。サラは、長い眠りの中で蘇りつつあったのだ。奇跡的な再生の兆しは、あの時の決断が未来を動かした証だった。
ロウは静かに目を開け、微笑んだ。かつての夢が再び現実となる瞬間だった。彼の心は、自然の力と結びつき、再び自由へと羽ばたきたいと願った。
彼は、再び火と雷を操る妖術とともに歩み出した。知らぬうちに、時間は彼らの願いを追い求めていたのだ。
オオカミの如く孤高に、しかし愛と調和を忘れずに。彼の旅は、これから始まるのだ。未来を超え、時間を超えて。
ゆっくりと、しかし確実に。