エニモンネーム : 悪火音(明歌音)
エニモンの種族 : ウィザード
エニモンの容姿 : 女性的
エニモンの年齢 : 20代~
好きな世界 : ネイチャーワールド
好きな景色 : 朝焼け
好きなテイスト : アニメ
好きな色 : #5d70ff
好きな動物 : ネコ
好きな年代 : 2020年代
悪火音(明歌音)は自然と調和を重んじるウィザードで、魔法の力を通じて世界の平和を守ることを誇りにしています。幼少期から火と風の魔法を習得し、自然の声に耳を傾ける彼女は、火と雷のバランスに惹かれ、自己成長と調和を追求。ネコを愛し、静かな時間に癒やされることが幸せ。理性的な性格でありながらも、内に熱い情熱を秘め、夢は自然の声を完全に理解し、その調和の中で生きることです。
タイトル:悪火狙と明歌音の誓い
遠い未来の世界、広大な大地には数多の村々が点在し、それぞれに固有の風習と伝統を守っていた。ひときわ古い村、風鳴(かぜな)、その風習の一つに、忌み名をつけて子どもたちを守るという慣習があった。人々は、子どもが命を預かる大切さを心に刻み、大きな危険が訪れる前に、あえて重い意味を持つ名前を付けるのだった。
その村の一人、少女・明歌音(あかね)は、幼い頃からこの忌み名の風習に縛られてきた。彼女の本当の名前は「明歌音(あかね)」だが、村では「悪火狙(あかね)」と呼ばれていた。悪い意味の名は、彼女の内に秘めた熱い情熱や可能性を押し殺す重荷でもあった。
彼女は、火と風の魔法使いで自然と共生しながら生きることに誇りをもっていた。幼少期から、火と風の魔法を習得し、自然の声に耳を傾けて心を研ぎ澄ますことを学んだ。彼女の夢は、自然の声を完全に理解し、その調和の中で平和を守ることだった。
村の広場には、情緒豊かな子守唄の歌声がいつも流れていた。彼女はその歌声に癒され、静かな時間を愛した。だが、その静寂の日々は突然、崩れ去る。
ある日、空に黒雲が立ちこめ、一帯に震動が走った。遠方から耳にしたのは、「豪鬼(ごうき)」と呼ばれる、火の悪鬼の復活の兆しだった。封印されていたはずの火の豪鬼が、今再び蘇り、自分たちの世界を破滅へと導こうとしていたのだ。
その時、村の長老が告げた。「悪火の豪鬼は、封印の歌声を恐れる。お前が歌うのだ、明歌音(あかね)!お前の本当の名は、心の奥底に秘められた調和の歌だ。」
戸惑いつつも、成人の儀式の最中、彼女は大きな決意を胸に、山の頂へ向かった。火山の噴火が激しさを増す中、彼女は内に秘めていた本当の名を心で唱えた。
やがて、火山山頂に立つ彼女の前に、燃え盛る炎の霧が立ち込め、豪鬼の恐ろしい姿が現れた。炎の牙を剥き、地面を震わせながら迫る猛威に、彼女は絶望しかけた。
だが、その瞬間、懐かしい子守唄が彼女の心に響いた。母親の声、風に乗る優しい歌。その記憶とともに、彼女は奥深くに眠る本当の名前―「明歌音」を呼び起こした。
彼女の喉から自然と歌声が流れ出す。その歌声は、まるで火と風の調和の象徴のようだった。静かに、しかし力強く、優しく、豪鬼の目の前に哀愁と癒しの調べを響かせた。
歌声は魔法の力となり、猛る火の豪鬼の火柱を鎮めた。豪鬼は、その歌声にしばし惑い、震え、精神的に動揺を見せる。火の狂乱が静まり、やがて火山の灰の中へと姿を消した。
その瞬間、自然と調和しながら、彼女は笑みを浮かべた。自分の歌声が封印を解き、破滅への扉を閉じたのだ。
帰還後、彼女は改めて村人たちにその真の名前と、それが持つ意味を伝えた。忌み名だけではなく、心の声を見つめ、その声を伝えることこそ、真の調和の証だと。そして、自分の名前に誇りを持ち、新たな一歩を踏み出す決意をした。
彼女は決めた。未来を握るのは恐れや忌み名ではなく、自分自身の声と、その調和の心なのだと。そして、平和な日々が再び訪れると信じ、自然とともに生きることを誓った。
それからの明歌音は、自然の声を頼りに、自らの魔法と調和の力を磨き続けた。彼女の歌声は、村だけでなく、遠い地へも羽ばたき、人々に安らぎと希望をもたらした。
村の風習を受け継ぎながらも、彼女はその根底にある真の価値を悟った。忌み名は過去の重荷にすぎない。心の声を聞き、その声を伝えることで、すべてが調和へと進むのだと。
たとえどんな逆風が吹こうとも、明歌音の歌声は、癒しと希望をもたらし続けるのであった。そして、彼女は知っている――自分の名前には、大きな意味があり、それに誇りを持つことこそ、何よりも大切だと。
この物語は、調和の心と、自分自身の声を信じる勇気の物語である。悪火狙とともに生きた日々の中で、彼女は、真の自己を見つけ、その声を響かせて未来へと歩み続けた。