エニモンネーム : シド
エニモンの種族 : モノノケ
エニモンの容姿 : 中性的
エニモンの年齢 : 20代～
好きな世界 : アヤカシワールド
好きな景色 : default_value_here
好きなテイスト : アニメ
好きな色 : #ffc457
好きな動物 : ネコ
好きな年代 : 2060年代
モノノケ
シドの性格と特徴
シドは自然と共生を重視し、妖術と動物の調和を夢見る中性的なモノノケ。幼少期、妖魔との絆に気づき、共に生きることの大切さを学ぶ。ネコを愛し、自由と平和を希求。種族の枠を超え、世界の調和を目指す理想主義者。
エニモンsストーリー
タイトル：神の味噌汁
誰も知らなかった、世界には静かなる調和が流れていた。そこに住むシドは、淡い緑色の瞳と、長く柔らかな銀髪を背に垂らし、まるで風になじむような中性的な容姿を持つ若者だった。その目は、山や川、森といった自然の声を映し出すようであった。彼の心は、幼い頃から妖魔と呼ばれる存在と深い絆で結ばれていた。
シドは幼少期、妖魔たちと遊び、多くの教えを受けて育った。彼の最も親しい仲間は、狐の妖魔「ミカ」だった。ミカは、夜になると幻想的に光る尾を揺らしながら、シドに森の秘密を伝えた。それは、「すべての生命は、ひとつの神の味噌汁の具のように調和している」という美しい教えだった。
この世界には、「ムウ」と呼ばれる不思議な存在があった。ムウは種族や境遇を超越し、すべての調和と平和の象徴だった。彼らは、自然の流れに逆らうことなく、誰もが満たされ、共に生きる理想を追い求めていた。
ある日、平穏が破られた。空の色が異常に曇り、星の輝きが突然消えたのだ。世界中の動植物が異様な不安を抱き、あちこちで不自然な動きが見られるようになった。まさに終わりの兆しだった。
そのとき、シドは直感した。これは大きな災厄の始まりであり、彼に与えられた使命だと。彼は仲間たちと共に立ち上がった。動物たちの声を頼りに、彼らは退屈な森の奥深くへと入り、異常の源を探った。
その先には、巨大な裂け目があった。そこから、闇の力が静かに、しかし確実に流れ出していたのだ。闇とは、自然のバランスを乱す魔の力だった。狂気に満ちた妖魔たちもこの裂け目に集結し、破滅への道を進もうとしていた。
シドがその裂け目に近づいたとき、彼の心に一つの思いが湧き上がった。「神の味噌汁を、壊してはいけない」 それは、彼が幼い頃に聞いた、祖父の言葉だった。味噌汁は、すべての具をひとつにまとめ、調和をもたらす象徴だった。
彼は、仲間の動物たちと共に、裂け目に向かって祈りを捧げた。祈りは、自然と和合する魂の奏でだった。その時、奇跡のように光が差し込み、裂け目の奥から見覚えのある存在が姿を現した。
それは、「ムウ」の一族だった。彼らは、静かに叫んだ。「我々の役割は調和を守ること。狂った魔と闘うのではない。破滅を阻止し、善をもたらすことだ」。
彼らは神の味噌汁のイメージを改めて伝え、皆の心に問いかけた。「もとに戻すことができるのか？」「どうすれば世界は平和を取り戻せるのか？」
シドは迷わず答えた。「それは、理解と共感。全ての生命と真の調和を取り戻すこと。そのためには、まず自分の心の中の味噌汁を整える必要がある」。
彼は、「ムウ」の仲間たちと共に、裂け目に向かって真の調和の力を注ぎ込んだ。その時、魔の力は一瞬にして弱まり、裂け目も少しずつ閉じ始めた。
そして、空が晴れ渡り、星々が再び輝きだした。自然は、静かに、しかし確実に回復したのだ。世界は、かつての平和と調和を取り戻した。
シドは周囲の動物たちと笑顔を交わし、森の奥深くに帰っていった。彼の心には、また新たな夢が芽生えていた。種族や境遇を超えた調和こそ、世界の唯一の味噌汁だと。
彼が振り返ることはなかった。だが、その心には、いつも「あの味噌汁の味」が刻まれている。自由と平和の象徴として。彼は静かに呟く。
「神の味噌汁は、決して壊れない。何度でも、調和と愛で満たすことができるから」。
こうして、シドの旅は続いた。未知なる未来へと。ロールの中に、平和と調和の種は、静かに、しかし確実に育ち続けているのだった。
おわり。
ルーナ
シド
サツマ
リン
ラーファ
ランスロット
サイ
ネウロ
コロロ
ルーク
サラ
サザール
グーゴル
