エニモンネーム : クロウ
エニモンの種族 : アヤカシ
エニモンの容姿 : 男性的
エニモンの年齢 : 20代~
好きな世界 : アヤカシワールド
好きな景色 : default_value_here
好きなテイスト : 和風
好きな色 : #82fff4
好きな動物 : タカ
好きな年代 : 2030年代
クロウは自然と調和を重んじ、妖術の力を人々のために使うことに生きがいを感じる。幼い頃、ふとしたきっかけで高く舞うタカに憧れ、自由と夢を追い求めるように。戦乱の時代を生き抜き、自身の技術を磨きつつ、平和の象徴として鳥の幻想を心の支えとする。
タイトル:「時の流れを変えて」
その日、春の風が控えめに頬を撫でる午前十時過ぎのことだった。クロウはいつものように、村外れの森の小道をゆったりと歩いていた。自然と調和を重んじる彼にとって、森は心の拠り所だった。ふと、空の一点に目を向けると、青空を高く舞うタカが、悠々と流れる雲の中へと消えていく。
幼い頃、ふとしたきっかけで高く舞うタカに憧れた。自由に空を翔ける姿に、彼の胸はいつも夢と希望でいっぱいだった。当時から彼は妖術の修行を続け、村に平和と調和をもたらす役目を果たしてきた。しかし、その頃から根底にあるのは、「自由」への願いだった。
その日、何気なく森の奥に入り、いつも以上に深く潜っていくと、古びた石造りの祠を見つけた。その祠には、風に揺れる蔓と苔が貼りつき、長い時を経て忘れ去られていたようだった。クロウは好奇心に導かれるまま、祠の扉を静かに開けた。
扉の向こうには、小さな部屋があった。中には、古い巻物と奇妙な羽根が散らばっている。一つの巻物には、奇妙な文字とともに「時の流れを変える術」と記されていた。彼は興味を覚え、巻物を丁寧に開くと、そこには「運命の扉は、心の深奥にひらかれる」と記されていた。
突然、耳元で風の音がささやくような感覚にとらわれた。ふと、祠の壁に映る自分の姿の側に、見たことのない羽根が浮かび上がった。その羽根は、鮮やかな青と金色の模様を持ち、まるで空高く舞うタカそのもののようだった。クロウはその羽根を手に取り、ふと、何かに導かれるように、それを胸に抱えた。
そのとき、急に世界が変わった。空が遠く高く、広大な青に包まれ、風のささやきが耳に深く響いた。クロウは、まるで高く舞うタカの視点になったかのように、自由と夢を抱いて空を羽ばたいた。そう、彼は気付いたのだ。これはただの幻ではなく、自分の魂の中に芽生えた「本当の自由」の象徴だった。
それからの日々、彼の中で何かが変わり始めた。妖術のスキルは確かなものになり、村人の願いを叶える力も増した。彼の心はかつてない充実感に満ちていた。しかし、同時に、心の奥底にはひとつの問いがあった。自分のしていることは、「運命を変える」ことなのだろうか、それとも、ただの自己満足に過ぎないのではないか、と。
ある晩、村の広場で開催された祭りの日。彼が妖術を披露していると、突如、見知らぬ女性が姿を現した。長い黒髪にやさしい瞳を持ち、彼女は笑顔で彼に近づいた。その女性は、彼と同じ時代に生きる者ではなく、どこか遠い未来から来た者だと告げた。
彼女の名はリリア。彼女は、「時の流れに巻き込まれた者たちを救う」使命を帯びていると語った。リリアは続けてこう言った。「あなたの羽根は、未来をも見通す力を持つ。あなたは、時の流れを変えることができるのです。でも、その力には代償も伴う。」
その夜、彼はリリアとともに、夜空の星が瞬く高台の丘に登った。言葉少なく見つめあう二人の間に、なんとも言えない感情が漂った。彼は、幼い頃の憧れとともに、ふとした運命の糸を感じ取った。心の中の夢と、今の現実。彼は、どちらも選ぶことができるのだと感じた。
翌日、彼は決意した。自分の「時の流れを変える」力を、ただの夢物語ではなく、人々のために使うと。自然と調和し、妖術の力を人々の幸せに役立てることを誓ったのだ。
あの運命の一日から、彼の人生は静かに、しかし確実に動き出した。平凡な日々の中にも、少しずつ小さな奇跡が芽生え、空高く舞うタカのように、自由と夢を追い続ける彼の姿があった。
彼の心の中には今も、青い羽根とともに、未来を見据える目が輝いている。時の流れは変わる、クロウの選択次第で。彼は深く息をつき、静かに空を仰いだ。高く舞うタカの幻とともに、ひとり静かに、新たなる一歩を踏み出したのだった。