エニモンネーム : クロム
エニモンの種族 : ビースト
エニモンの容姿 : 男性的
エニモンの年齢 : 30代~
好きな世界 : デジタルワールド
好きな景色 : ランチ
好きなテイスト : 漫画 (日本)
好きな色 : #ffc682
好きな動物 : タカ
好きな年代 : 2020年代
クロムは自然と技術の融合を信じ、調和を追求します。ビースト種として祖父から伝統的な自然の力を継ぎつつ、電子文明に適応。孤高だった過去に、空高く舞うタカに憧れ、自由と高みを目指す。信頼できる仲間と共に、世界の調和を守る使命感を胸に抱き、理想の空を夢見る熱血漢です。
「何も起きなかった」――風に揺れる葉のように
クロムは30代半ば、筋肉質で男らしい容姿の男性だ。祖父から自然の力を受け継ぎ、未来型の電子文明と自然との調和を信じて生きている。彼の目は空高く舞うタカのように、自由と高みを夢見ている。彼は孤高の戦士だったが、今は頼れる仲間たちと共に、平和な日々を過ごしていた。

彼にとって日常そのものが全てだった。静かにコーヒーをすすりながら、毎朝の儀式のように近所の森を散策し、山の空気を深く吸い込むのだ。自然と電子文明の融合。それが彼の信念だった。
弟のリュウは、いつもクロムのそばにいた。同じ血を分けた兄弟だが、年齢は12歳差。両親を幼い頃に失ったが、兄として弟を守ることに生きがいを感じていた。
クロムは、「これからもずっと、幸せに暮らしていこう」と心の中で願いながら、日々を積み重ねていた。ただ、時代の流れとともに、変化の風は少しずつその姿を見せ始めていた。
ある日、電獣の暴走事件が発生した。街の中心で、巨大な電獣が雷や竜巻を巻き起こして暴れまわっていたのだ。人々はパニックになり、避難所へと殺到していた。
クロムは迅速に出動した。彼は戦略電獣防衛隊に所属していた。だが、クロムがその部隊に所属していること、さらにはその部隊すらも秘密にされていた。彼は弟に「仕事がある」とだけ伝え、静かに現場へ向かう。

敵の電獣は、他の個体と比べても異様に強力だった。雷の閃光と竜巻を操り、まるで自然の神々と対峙しているような迫力だった。クロムは、自然の力と最新の電子技術を駆使し、激しい戦闘を繰り返した。
激闘の末、彼と仲間たちは電獣を倒すことに成功した。だが、その戦いの代償は大きかった。クロムはおおきな怪我を負い、軍用の医療施設に搬送される。
病院の白い天井を見上げながら、クロムの意識はぼんやりとしていた。弟のリュウが不安げに彼に近づき、優しく声をかけた。
「大丈夫?何があったの?」
クロムは微笑みながら答えた。「何も起きなかったさ。バーベルが落ちてきた。いつも鍛えていたからな、これくらいで済んだよ」
リュウは心配そうに眉をひそめる。
「ほんとうに?痛くなかった?」
「平気さ。鍛えてたからな」

そんなやり取りの中、部屋に笑い声が響く。医師と看護師たちが、たわいもない冗談を言い合いながら、穏やかな時間が流れていた。
外の世界は、いつもと変わらず、静かだった。風はそっと木々を揺らし、街は平和に包まれている。
クロムは、心の中で静かにこう思った。「何も起きなかった」――それは、まるで、何も変わらぬ日常の尊さを伝えるかのように。
彼は、かつての孤高の自分を振り返ることはなかった。ただ、今の生活に感謝し、これからもずっと続く平和な日々を願うだけだった。
だが、その静けさの中に潜む微かな波紋に気づく者もいた。未来への風は、すでに静かに吹き始めていたのだ。
クロムは、種属と未来をつなぐ調和の理念を胸に、今日もまた静かに、歩みを進める。何も起こらなかったように見える日々こそ、大きなドラマの幕開けの予兆なのかもしれない。