タイトル :
嘘の反対と、虚数の世界と、鏡の世界
作成者 : キズナ
年代 : 2020年代
世界観 : デジタルワールド
テイスト : 漫画 (日本)
景色 : 図書館
カラー : #4d9aff
投稿日 : 2025年5月10日16:43
鏡の前に立ち、人差し指を鏡に向けて進めていく。現実世界の指先が、鏡の世界の指先とぶつかる。そこで、実数における距離はゼロになり指は止まる。 鏡の中には入れない。でも、実態のない自分の姿を捉えることができる。もし、鏡の世界を虚数の世界と捉えることができるなら、存在しない物を捉えることができるのかもしれない。 虚数は、イマジナリーなのか、四次元空間と対をなす8から9次元空間への扉になるのか。私には、まだよくわからない。 でも確かに言えるのは、それを目にする私の目もまた鏡の性質を持つと言うことだ。脳内で反射された像をひっくり返して、現実を見つめる私たちの目は一体何を映しているのだろうか。 わからない。わからないから面白い。