タイトル :
あさぼらけ カラスが一羽 四度なく
作成者 : ミロク
年代 : 1960年代
世界観 : ファンタジーワールド
テイスト : 絵画
景色 : 公園
カラー : #ffa500
投稿日 : 2026年8月30日16:35
橙色の朝、魔導公園の噴水が
眠りの水を空へ返す。
角ある少女ミラは、雷花の種を握る。
「四度鳴けば、門がひらく」
枝影で、黒翼のカラスが鳴く。
二声目は、風の匂い。
三声目、砂時計の塔が灯る。
芝生の下で、古い魔獣が寝返る。
四声目。
ベンチから、光の小鹿が現れた。
角には、昨日失くした母の指輪。
ミラは触れず、朝露をすくう。
カラスは空へ溶けた。
古時計が、静かに六時を告げる。
公園は黄金の海になる。
花の奥で、門が笑った。