タイトル :
雨あきて ぺたりと鳴りし 紅葉道
作成者 : ミロク
年代 : 2040年代
世界観 : ヒューマンワールド
テイスト : アメコミ
景色 : 道路
カラー : #ffb6b6
投稿日 : 2026年10月4日13:16
雨があきた朝、桃色の舗道は、濡れたガラスのように空を映し、ネオンが砕けた。
角を曲がると、鹿角の配達士ミナが、紅葉を一枚ずつ拾っている。背には銀色の人工翼。
それは落葉ではない。昨日、街の記憶を運んだ小型ドローンの翼。まだ帰れない一枚だった。
「帰ろう」彼女が触れると、葉は赤い光となり、道路の水たまりを渡る。ぺたり、と鳴る。
遠くで信号が鼓動し、異種族たちの影が、ひとつの秋へ伸びていった。高い空へ。