エニモンネーム : ゾラ
ユーザーネーム : ミロク
エニモンの種族 : ヒューマン
エニモンの容姿 : 男性
エニモンの年齢 : 20代~
好きな世界 : ネイチャーワールド
好きなテイスト : 漫画 (日本)
好きな色 : #ffff00
好きな動物 : インコ
好きな年代 : default_value_here
投稿日 : 2026年10月31日19:57
ゾラは、雷を蓄える発明「電光鳥」を作り、インコの声を遠くへ届ける技師。幼い頃、嵐で家族と離れた経験から、自然を支配せず共生することを信条とする。世界中の鳥と人を結ぶ通信網を築き、孤独な者の心に歌を灯すのが夢だ。
おばかの時代
【一】 ついに、おバカの時代がやってきた。 目立てば、笑われれば、注目さえ集めれば、お金が降ってくる時代。 道の真ん中で踊り、突然、鬼ごっこを始め、意味もなく歌う。注目を集めるために。 動画の向こうで人々は笑い、画面の中ではお金がチャリンチャリンと鳴った。
【二】 ゾラは、その時代の筆頭格だった。 ブロンドの髪を乱し、黄色い瞳を細め、黒い制服風の服で奇妙な踊りをする。 そして、わざわざ誰かをばかにした。整った顔立ちと冷たい表情が、かえって人々を熱狂させた。挑発すれば、それだけ目立つから。 「見てろよ。今日は、もっとバカになる」
【三】 ゾラには、もともと別の夢があった。 雷を蓄える発明――電光鳥を作り、黄色いインコの声を遠くへ届けること。 嵐の日に家族と離れた幼い記憶が、胸の奥で消えずに光っていた。 自然を支配するのではなく、ともに生きる。それが彼の信条だった。
【四】 けれど、金色の部屋と、毎晩の祝宴は、夢の形を少しずつ変えた。 電光鳥は通信機ではなく、動画の小道具になった。 インコが歌っても、ゾラはその声を聞かなかった。 再生数の音だけが、雷鳴のように心地よかった。
【五】 ある日、ゾラは言った。 「世界中が驚くことをしよう」 彼は電光鳥に火花を集めさせ、世界自然遺産の森へ向かった。 古い岩壁と、何百年も生きる木々。その前で、彼は大げさに笑った。
【六】 火花は、ほんの演出のはずだった。 だが、乾いた風が吹いた。 枝から枝へ、赤い舌が走り、森の夜空が一瞬で明るくなる。 動画には、燃え上がる大地と、立ち尽くすゾラの姿が映った。
【七】 最初、人々は画面を見つめた。 だが、誰も笑わなかった。拍手も、コメントも、チャリンという音もなかった。 燃えたのは森だけではない。鳥の巣も、古い樹木も、戻れない時間も燃えた。 ゾラは初めて、数字のない沈黙を知った。
【八】 彼は財産をすべて差し出し、消火と再生のために働いた。 黒くなった土へ、一本ずつ苗木を植えた。 夜には、焼け残った電光鳥を修理し、遠くの避難所へインコの声を届けた。 「聞こえる? まだ、歌えるよ」
【九】 返事は、すぐには来なかった。 黄色い小鳥は、灰の上で小さく羽ばたいた。 ゾラの黄色い瞳に、炎ではない光が戻る。 森はまだ失われたまま、けれど遠くで、かすかな歌が始まっていた。
ついに、おバカの時代がやってきた!
なぜなら、おバカなこと、目立つこと、注目されればお金が手に入る時代がやってきたからだ!
道で突然、踊り出す!道で突然、鬼ごっこを始める!道で突然、歌を歌う!
そして、それを・・・・・・・・・・・➡